2008年10月03日

『蜘蛛の糸』のキリスト教版?(とてくのんアーカイブ)

過去の「とてくのん.com」より記事を選り抜いてお送りします。2005年1月31日に書かれたものです。

DATE: 01/31/2005 11:04:33 PM

芥川龍之介といえば、『蜘蛛の糸』があまりにも有名ですが、あまりにもそっくりな小説があるのをご存知でしょうか。
セルマ・ラーゲルレーヴの『キリスト伝説集 改版』に収められている「わが主とペトロ聖者」というお話がそれ。この本は、ラーゲルレーヴがキリスト教圏の伝説を集めたもので、ヨーロッパ各地にこれと同じような伝説が語られていたりしているようです。

「わが主とペトロ聖者」というお話のあらすじは、
「地獄に落ちている自分の母を救うため、天国のペトロ(ペテロ)は主に懇願する。
主イエスは天使を遣わして、ペトロの母を救い出そうとするが、天使が地獄にやってくると、たくさんの亡者たちが、救われようとして天使にすがりつく。しかし、ペトロの母は自分だけ救われればよいと他の人たちを引き剥がしてしまう。天使がようやく天国に着こうとしたところ・・・」
という感じなんですが、ほとんど構造は『蜘蛛の糸』と同じような感じです。

ただ、芥川はこの「ペテロの母伝説」を基にして、『蜘蛛の糸』を書いたのではないか、という説があるようです。芥川の短編には、『奉教人の死』や『きりしとほろ上人伝』などキリスト教の伝説を日本風にアレンジした小説があり、その延長で「ペテロの母伝説の仏教版」、つまり『蜘蛛の糸』を書いたのでしょうか?

※Wikipediaに記事がリンクされておりましたので、再度掲載させていただきました。
posted by とてくのん at 21:29| Comment(1) | TrackBack(0) | とてくのんアーカイブ
この記事へのコメント
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Posted by RAZR X BLACK アイアン at 2014年01月16日 10:33
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