2010年10月23日

改めて聖書の「紙」について考えてみる

新約聖書 1 (文春新書 774)
佐藤優・解説
文藝春秋
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佐藤優解説の文春新書『新約聖書1』が出た。
本文は新共同訳で、1では四福音書だけ取り上げられている。
ま、この企画が、通勤通学でも読めるようなものを、ということで始まったわけなんだけど、
確かに聖書聖書しているのを電車で広げていたら、「怪しい宗教の信者」だと思われるのは仕方ないとは思う。
で、注文してみたところ・・・。

分厚い。
四福音書だけなのに、かなりのボリュームがある。

実はもう一つ注文した聖書がある。

新約聖書 共同訳全注 (講談社学術文庫 (318))
共同訳聖書実行委員会
講談社
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これは「新共同訳」が出る前にテスト版として出版されたもので、この訳の反応を見てから今の「新共同訳」が出たわけですが、今まで持っていなかったので、この機会に購入。

で、これらの聖書を比較してみたわけで・・・。(携帯写真なので質は勘弁して・・・)
54010077.v1287790927[1].jpg

一番上のが、ワタシが教会に持っていくB7版の「バイブルキューブ」旧新約聖書(続編なし)。
で、その下のが学術文庫版の『新約聖書 共同訳 全注』。
一番下にあるのが文春新書の『新約聖書 1』。

バイブルキューブと学術文庫版がほとんど厚さが同じぐらい。
文春新書は見た目で学術文庫の3分の2ほどの厚さ。

では何が違うのか?紙の厚さにあるのです。

考える人 2010年春号の聖書特集の54ページに、「聖書ができるまで」ということで新共同訳を印刷している三省堂印刷さんのレポートが掲載されているのですが、それによると聖書を印刷する紙は「インディア紙」というもの。辞書などにも使われています。
ちょっと引用してみます(数字はアラビア数字に改めました)。

 大正10年(1921)年、三省堂は王子製紙と共同で、他社に先駆け国産インディア紙の開発に成功した。
「200ページで3.5ミリの厚さ、紙一枚1平米で28〜30グラムしかありません。コンサイスなど三省堂の辞書にも同じ紙が使われています」(田村さん)
 新潮文庫用印刷紙が200ページで6.5ミリ、1平米で60.9グラムの重さだから、インディア紙は薄さも軽さも半分ぐらいだ。インディア紙を使うことで厚みは抑えられ、聖書全ページでも5センチほど、同ページ数の文庫本の半分ぐらいの厚さに収まる。


新潮文庫と、今回の文春新書や講談社学術文庫の紙を比較できるサイトが見つからなかったのですが、新書は文庫より紙が厚めとのことなので、どうしてもあのようなボリュームになってしまうらしい・・・。

改めて、インディア紙の凄さというものが分かります。

さて、このインディア紙、なんと日本がルーツのようなのです。
株式会社シロキさんの「紙の豆知識」のコーナーに、「聖書と紙」というのがあるのですが、
インディア紙は1860年ごろにイギリス人がインドから送られてきた紙を、見よう見まねで作ったものだということなんですが、その「紙」はインドでも中国起源でもなく、日本の「雁皮紙」だった、ということが後で分かったそうです。

最近では日本語の聖書も、一部は台湾や香港など国外で印刷されることが多いですが、日本の技術はなかなか侮れないものがあるようです。
posted by とてくのん at 12:30| Comment(1) | TrackBack(0) | キリスト教
この記事へのコメント
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Posted by コピーブランド at 2014年02月24日 10:51
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