2010年12月04日

なんかいろいろ抱えちゃってる

ご無沙汰でございました。
現在妊娠5ヶ月。なんとか順調にやってます。
はてブなんかでも妊娠系の記事をブクマしてますが、いい情報は少ないものですね。

実は、ワタシ、かなりのハイリスク妊娠になってしまっています。
・超高齢
・肥満
・過眠症で薬飲んでる(「妊娠と薬情報センター」にも行きました。でも不安要素がいっぱいですが・・・)
・子宮筋腫持ち。
幸い、小さいものがたくさんある、という程度で、貧血とかは無いんですが・・・
で、この記事(産経はワンクリックでブログアップできるのか・・・)。

問題は筋腫がどこにあるか、ということ。帝王切開になるのかどうか・・・。
で、もう一つ。朝日新聞「アピタル」から。
《医療相談》子宮筋腫の再発
「妊婦の1〜3%に子宮筋腫があると言われますが、多くは問題なく経過します。しかし妊娠中には筋腫が急に大きくなるほか、流産や早産、胎児の発育遅延などの危険があるので注意が必要です。」

どうしよう・・・。

それと。
なぜかmsn産経ニュースじゃなくて「Sankeibiz」に載ってたこの記事が気になりました。
小さく産んだら大きく育たない
妊婦の体重管理についてなんですが、妊娠雑誌とか、妊娠情報サイトとか見ると、
「とにかく体重は増やさない!」ということばかりなんですわ。
上記の記事によると、「日本産科婦人科学会は、妊娠中の体重管理に関する指針を来年4月に発表する計画」だそうでして、それまでは厚生労働省が2006年に出した「7〜12キロ」増えれば、という感じになるんでしょうね。
(財)母子衛生研究会のサイトの、「妊娠中の体重管理とおなかの赤ちゃんの成長」の項でも、BMIを基にした値が掲載されており、BMI18.5〜25.0なら7〜12キロ、ということになっています。
ただねぇ、ワタシの場合、BMIがとんでもない値なので、計測不可能なんですわ。

それともう一つ。
妊娠糖尿病らしいんです・・・。尿糖値と血糖値が高くて・・・。来週もう一度測ります・・・。

<<謝辞>>
妊娠前に読んでいいもの・わるいもの
とらねこさん、ふとツイッターでツイートした一言に、反応してくださってありがとうございました。当方ブログを書く余裕が無かったので、遅くなりましたが、重ねてお礼申し上げます。
posted by とてくのん at 18:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 妊娠中

2010年10月23日

改めて聖書の「紙」について考えてみる

新約聖書 1 (文春新書 774)
佐藤優・解説
文藝春秋
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佐藤優解説の文春新書『新約聖書1』が出た。
本文は新共同訳で、1では四福音書だけ取り上げられている。
ま、この企画が、通勤通学でも読めるようなものを、ということで始まったわけなんだけど、
確かに聖書聖書しているのを電車で広げていたら、「怪しい宗教の信者」だと思われるのは仕方ないとは思う。
で、注文してみたところ・・・。

分厚い。
四福音書だけなのに、かなりのボリュームがある。

実はもう一つ注文した聖書がある。

新約聖書 共同訳全注 (講談社学術文庫 (318))
共同訳聖書実行委員会
講談社
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これは「新共同訳」が出る前にテスト版として出版されたもので、この訳の反応を見てから今の「新共同訳」が出たわけですが、今まで持っていなかったので、この機会に購入。

で、これらの聖書を比較してみたわけで・・・。(携帯写真なので質は勘弁して・・・)
54010077.v1287790927[1].jpg

一番上のが、ワタシが教会に持っていくB7版の「バイブルキューブ」旧新約聖書(続編なし)。
で、その下のが学術文庫版の『新約聖書 共同訳 全注』。
一番下にあるのが文春新書の『新約聖書 1』。

バイブルキューブと学術文庫版がほとんど厚さが同じぐらい。
文春新書は見た目で学術文庫の3分の2ほどの厚さ。

では何が違うのか?紙の厚さにあるのです。

考える人 2010年春号の聖書特集の54ページに、「聖書ができるまで」ということで新共同訳を印刷している三省堂印刷さんのレポートが掲載されているのですが、それによると聖書を印刷する紙は「インディア紙」というもの。辞書などにも使われています。
ちょっと引用してみます(数字はアラビア数字に改めました)。

 大正10年(1921)年、三省堂は王子製紙と共同で、他社に先駆け国産インディア紙の開発に成功した。
「200ページで3.5ミリの厚さ、紙一枚1平米で28〜30グラムしかありません。コンサイスなど三省堂の辞書にも同じ紙が使われています」(田村さん)
 新潮文庫用印刷紙が200ページで6.5ミリ、1平米で60.9グラムの重さだから、インディア紙は薄さも軽さも半分ぐらいだ。インディア紙を使うことで厚みは抑えられ、聖書全ページでも5センチほど、同ページ数の文庫本の半分ぐらいの厚さに収まる。


新潮文庫と、今回の文春新書や講談社学術文庫の紙を比較できるサイトが見つからなかったのですが、新書は文庫より紙が厚めとのことなので、どうしてもあのようなボリュームになってしまうらしい・・・。

改めて、インディア紙の凄さというものが分かります。

さて、このインディア紙、なんと日本がルーツのようなのです。
株式会社シロキさんの「紙の豆知識」のコーナーに、「聖書と紙」というのがあるのですが、
インディア紙は1860年ごろにイギリス人がインドから送られてきた紙を、見よう見まねで作ったものだということなんですが、その「紙」はインドでも中国起源でもなく、日本の「雁皮紙」だった、ということが後で分かったそうです。

最近では日本語の聖書も、一部は台湾や香港など国外で印刷されることが多いですが、日本の技術はなかなか侮れないものがあるようです。
posted by とてくのん at 12:30| Comment(1) | TrackBack(0) | キリスト教

2010年10月21日

ブログのデザイン変更しました。

さくらのブログが設定変更になったので、ツイッターとはてブのボタンを入れてみました。
ついでにデザインも変更してみました。
posted by とてくのん at 21:50| Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ

2010年09月20日

妊婦生活7週目

妊婦生活というのを少しやってみると、違う世界が見えてくる。

つわりはそんなにないんですが、たまに下腹部が痛くなることがあるのでなんとか大事にはしているんですが・・・。

マタニティウェアとかを用意するのはだいたい妊娠5ヶ月ごろからなのですが、すぐに必要といわれる葉酸のサプリメントは、近所のドラッグストアではあまりないので、品揃えのあるベビーザらスやらアカチャンホンポやら行ってみるのですが、異質な世界に踏み込んだようで、なんかクラクラしてきます。まだ母子手帳をもらっていない段階なので、その店の会員になることはせずに様子見ではありますが。

通販もいくつか当たりました。出産予定日が確定していないので、生理日から計算した仮の予定日を書いてカタログ請求をしているような段階です。昨日の朝日新聞にも広告が出ていたところとかも・・・。
ただ、マタニティウェアも、店舗においてあるのは大きくても13号クラスまでなので、XLサイズ専門とか、海外通販(円高だし)なんかも視野に入れて決めなくてはいけなくなってきました。ある業者だとネット限定だったりするし・・・。

まぁ、気長にやっていこうかと思っています。

posted by とてくのん at 10:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2010年09月05日

わたし負けましたわ

 最近、はてなブックマークとかtwitterでホメオパシーとか妊娠ネタに食いついているワタシですが、
皆様お察しの通り、ワタシ、妊娠したようです。
妊娠検査薬で陽性が出たので、行きつけの婦人科クリニックに行ったら、やっぱり妊娠は確定、ただまだ超音波では見えない、とのことでした。
 本来ならこの時点で公言するのはやめたほうがいいという意見を聞きますが、流産になりやすいことは分かっていますし(子宮筋腫もあります)、出産までこぎつけるかどうかは神様にお任せしますから、別にかまわないと思っています。

最近、はてブにも付けた記事が。
【産科医解体新書】(103)「おめでとう」言わぬ理由(msn産経ニュース)

産経新聞は好きではありませんが、この「産科医解体新書」はなかなか良い文章だと思います。ホメオパシーの問題にも真摯に取り組んでくれている方なので信用できます。

・・・でもふつうに「おめでとう」言われちゃったよ。

で、もう一つ、msn産経ニュースから。
【竹内薫の科学・時事放談】出産・子育て
実はクリニックの待合室にあった「週刊新潮」9/9号にも上記のコラムとほぼ同じ内容のものが書かれていました(産経のほうにはありませんが、助産師を呼んで自宅出産されたそうです)。
確かに竹内氏も言うように、今の産科医療が大変な時期にあるわけですから、比較的リスクの少ないお産ならば助産師を活用するのは良いとは思います。ただ、助産師の団体ぐるみでホメオパシーなど代替医療を推進するようでは、ちょっと考えてしまいます。

 さて、はてブでは妊娠ネタに「妊娠したら負け」というタグを付けていますが、もちろん皮肉でして、以前にもtwitterで書いたのですが、「日本という国が妊婦には厳しい社会」ということを表したかっただけなのです。
電車に乗っても、(タバコはありませんが)お酒の広告ばかりで「妊娠中・授乳中の飲酒はやめましょう」なんて書いてあるのですが、妊娠中のリスクならば、薬の広告だって記載すべきでしょうし、マグロの刺身を出す飲食店の広告にも「妊娠中のマグロの食べ過ぎに注意しましょう」とでも書いてもらったほうがむしろ安心だとは思うのですが・・・。
せいぜい妊産婦を応援する電車内広告は、山手線とかの「ミルトン」の広告ぐらいです。
妊娠すると「できないこと」がかなりたくさんあるのです。そこを理解できない社会に「負け」てしまうわけなのです。ホメオパシーなんかもその隙に付け入るように入り込んでいるのではないでしょうか。
妊娠中は薬が飲めない場合が多いので、風邪でも引いたら一大事なのに、そこを「砂糖玉」で治療できるなら楽なものはないですわ。
そこにホメオパシーだ、マクロビだ、アロマだ、バッチフラワーだ、なんていうのが入りこんでしまうわけなんです。

妊婦に必要なのは「メディアリテラシー」だということは痛感しています。
posted by とてくのん at 20:06| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2010年08月29日

日本キリスト教界最大のスキャンダル?

昨日、「夕刊フジ」のサイトにぶったまげた。
ハメられた!? 青山学院トップ、ラブホ動画流出

もう学校名も名前も出ているのでなんとも言えないし、すごく下世話な書き方で嫌になってしまったのですけど、ずいぶん下手くそなハニートラップな気がします。
 もし「ラブホテルに入った」ということを問題にしたいのなら、入る時点で映像をカットすればいいのだし、動画でなくて写真にしてマスコミに送りつければ済む話です。

それと当事者側と罠をかける側が2対2であった、ということです。もし単独で行動しているところを狙われたらぞっとします。そこは賢明な行動でしょう。

問題は、ターゲットにされたのが「大学の学長」のポストにあることももそうですが(もちろん学内のゴタゴタというのも原因でしょうが)、もしこの「作戦」が成功したら、日本におけるプロテスタントの最大教派に最大のスキャンダルが起こってしまうということなのです。

どうして敵対者がこのような下手くそなハニートラップ作戦を仕掛けたのか?そしてその正体は誰なのか?というのも知りたいですが、まずは最大教派のトップがこのようなスキャンダルに巻き込まれそうになったことを受け、教職者の皆様方、とくに要職に就かれている方はくれぐれも気をつけていただきたいと思います。


posted by とてくのん at 12:04| Comment(6) | TrackBack(0) | キリスト教

2010年08月13日

最近の「福音派=カルト」について

最近、代替医療の「ホメオパシー」で、日本で数人の死者が出ていて、朝日新聞が追求キャンペーンをしているのですが、そのなかにあるキリスト教会であった出来事が記事にも載せられています。
しかも、その教会はワタシが知っている教会でした。亡くなった教会員の方や記事にも出ていらした牧師先生は存じないのですが、ずいぶん前にネット上で、教会音楽の件でお世話になった方が所属している教会でした。
ホメオパシー問題は「はてなブックマーク」でホットイッシューになっています。助産院ではかなり普及しているので、「もしお産なんていう事態になったら、中絶をする産科医のところで産みたくないから助産院はいいなぁ」なんて思っていたワタシも、方向転換せざるを得なくなりました。
(まぁ、もしそういう事態になったとしても、身体自体がNICUのある病院で産まないとダメな状態なんですが)

で、もちろん問題の牧師先生のブログも見ました。
しかし、そのコメント欄に「福音派はホメオパシーと同じようなカルト」というようなコメントがいくつか見られました。ここ数年の2ちゃんねるなんかを見ていると、福音派はカルトだ、というような論調が見られるので、非常に悲しい思いをします。コメント欄にも「2ちゃんねるから来ました」というような方がそういうコメントを残しています。

福音派=カルトという考えは、実はかなり昔からありますし、福音派の盛んなアメリカでは「虐待する教会」として問題になっています。日本でもここ数年「カルト化した教会」が出てきて、かなり深刻な事態になってしまっているところもあるようです。

ただ、福音派全体がカルトだ、という考えは最近になって出てきていると思います。その発端は有名な“吉○寺”ブログだと思われますが、最初はカルト化した教職者を糾弾する程度の書き込みだったのが、次第に当事者に接触した教職者も(関わったというだけで)悪人呼ばわりするような書き方ですので、そうなると、(ただでさえキリスト者の人口が日本では少ないのに)福音派だけで考えたらかなり小さい社会で、そういう「悪い」教職者がいないことのほうがおかしくなってしまいます。

確かに、そういう悪質な教職者や教会組織を糾弾する能力や、自浄能力が福音派の中に欠けていることもあるでしょうが、やはり「すべての福音派の教会」が「カルト」だという証明にはならないと思います。

あと、韓国がらみ、というのもあるのではないかと思います。
2ちゃんねるだと「嫌韓」に代表されるような朝鮮半島や中国の方々に対する嫌悪感が蔓延していて、何でも韓国がらみだとあることないこと酷い書き込みをするというのが「お約束」としてあるようです。確かに「性的スキャンダルを起こした教職者が韓国人だった」というような事実は否定できませんが、性的スキャンダルは日本人教職者の中にもあり(世界に目を向ければ古今東西どこにでもある問題です)「だから韓国人が牧師をしている教会は「カルト」なんだ」と決め付けるのもなんだかな、とは思います。
(ただ、韓国の方が牧師をしている教会で日本人信徒がカルチャーギャップを起こす例はかなりあるようです。これは日本人宣教を韓国流にやってしまうことの問題ですがここでは詳しくは語りません)

クリスチャンを含め、皆さんに分かっていただきたいのは、すべての福音派教会がカルトではないということです。彼らはあなたにとって受け入れがたい言論や、不思議なしきたりを持っているかもしれませんが、それだけではカルトだという理由にはならないのです。

ネット上だけの情報で、彼らをカルトだ、と決め付けて欲しくないのです。
posted by とてくのん at 22:22| Comment(6) | TrackBack(0) | キリスト教

2010年08月11日

教会のこと

まぁ、そろそろカミングアウトしなきゃいけないかも知れないと思っているので・・・。

去年から、通っている教会を変えました。
家の近くの教会に転会したのはいいのだけど、やっぱり合わなかったみたいで、家からちょっと遠い教会に通っています。

自分に合うと思っている教会の条件として、「新共同訳聖書を使っているか」があるのですが、なぜかというと、「新改訳第3版」がどうしても性に合わないのです。
(なぜかというと、「らい病」を「ツァラアト」という言葉に変えたからといって、日本や日本の旧統治下にあったハンセン氏病の元患者さんたちが慰められる訳ではないと思っています。むしろそのまま残しておいて、彼らの苦悩を語り継いでいったほうがよかったのではと思っています。)

家の近くの教会は新共同訳を使っていましたし、牧師先生もいい説教をされる方でしたが、あまりにも小さすぎて、礼拝がマンネリ化してしまっていることと、数えるほどしかいない信徒の中で心の病を抱えている方がいるのに(詳しいことは言えませんが)、牧師先生がきちんと導いてあげられないということ。
そして、ワタシもそれなりの心の傷を負っているのに、他の信徒が傷に塩を塗るようなことを公言してしまい、その教会にいられなくなってしまったのです。

そんなことから、教会を変えることになりました。
まだ転会しようとは考えていません。
でも、ブログの冒頭にある「福音派」という肩書きはいずれなくなってしまうかもしれません。「福音派」ではなくなってしまうからです。自分には福音派であることが難しかったのかも知れません。
むしろメインラインにいたほうが心静かに神さまと向き合うことができるのかもしれません。

なんか収拾がつかなくなってきました。お赦しください。
posted by とてくのん at 20:28| Comment(1) | TrackBack(0) | キリスト教

2010年07月10日

最近流行の「キリスト教ビジュアル入門書」について

「キリスト教をビジュアルで見せるよ」っていう本が、キリスト教関係ではない出版社からいろいろと出ている。
今までは「ダ・ヴィンチ・コード」の映画化で便乗本が流行したような感じで、正統的なキリスト教なのかオカルトなのかわからないような本がたくさん出ていて、内部の人間からしたらむしろ有害なものばかりだと思っていたのですが、今年になってからこんな本が出たので。

『キリスト教とは何か。』(Pen別冊)
Pen (ペン) 2010年 5/15号 別冊 [雑誌]

阪急コミュニケーションズ
おすすめ度の平均: 4.5
4 西洋文化の源は、キリスト教
5 とても絵が美しい別冊!


月2回発行される「Pen」という雑誌は、主に男性向けではありますが、アートやデザイン関係に強いです。
それと、好評だった特集は「pen BOOKS」というシリーズで単行本化されるのですが、『神社とは何か? お寺とは何か? (pen BOOKS)』という本がすでに単行本化されるほど人気が出たのか、やはり「西洋美術の源流」であるところの「キリスト教」は取り上げる必要があったのでしょう。今回のキリスト教特集も当たり、「pen BOOKS」とは別でムック本化されました。

確かに、美術展に行って宗教画を見ても、その背景にある聖書の物語だったり、キリスト教の教義だったり、聖人の物語だったりを知らないと面白くはありません(それはギリシャ・ローマ神話ネタ絵画にも言えるのですが、Penさんは神話をまだ取り上げてないようで・・・)。それを考えると「アート」という面だけでキリスト教を取り上げるのは正解だと思います。

それと、印刷技術の発展。こんなに安くできたのかと関心しました。
今までのキリスト教ネタ本でも、キリスト教美術を取り上げることが多かったのですが、いかんせん印刷が(一部の高価な美術書とか美術展のカタログなんかを除けば)いまいちでした。
日本聖書協会の出した『アートバイブル』なんかは企画としてはよかったのですが、台湾で印刷したということもあるのか(原著も台湾)、印刷の質がいまいちで、続編の『アートバイブル2』を買う気力がうせてしまった記憶があります。

ただ、キリスト教が「アート」という側面ではすべてを理解することはできません。過去のものではなく、現代でもたくさんの信徒が存在する「宗教」であり、たくさんの問題を抱えているわけで、そこまで突っ込んでやることはこの本では物理的に不可能だと思います。そうなったら他の本でもあたっていただくほかないかと・・・。

とはいえ、キリスト教徒の葬儀に立ち会わなきゃいけなくなったときのマナーとかをさらっと触れたのはよかったと思います。

で、こんなのが流行したため、さっそく「2匹目のどじょう」狙いが出てきました。

キリスト教を知りたい。―聖地 教会 聖書 聖人』(Gakken Mook)

amazonで画像がないのですが、Penとそっくりの金色を多用した表紙。タイトルもそっくりです。監修者が月本昭男さんということで(うゎぁ懐かしい・・・アッシリアといえばこの人だ)、考古学的な観点も期待してはいましたが・・・やはりPenの2番煎じでした。
ただ、Penがどちらかというと西方教会(カトリックとプロテスタント)しか取り上げていなかったのに対し、こちらは正教会やコプト教会なんかも取り上げていたので、それはそれでよいと思います。

でも・・・

両者に欠けているのは「キリスト教会ではどんな儀式や礼拝が行われているのか」という記述。立派な教会堂や儀式の一部を写真で載せたとしても、実際にどういうことがどういう流れで行われているのかが一番キリスト教徒でない人は知りたいのだと思います。もちろん、キリスト教徒であっても他の教派で何がなされているのかを知りたいと思うでしょう。キリスト教は秘密結社ではありません。公開できるものはどんどん公開したほうが良いと思っています。
posted by とてくのん at 13:08| Comment(4) | TrackBack(0) | キリスト教

2010年05月28日

「ヌーパパ」だけはガチ

昨日の経済ニュースでちょっと気になったことが。

シルバー精、10月に「ヌーパパ」に社名変更=聖書から引用
*シルバー精工 <6453> は27日、10月1日付で社名を「ヌーパパ」(英文表記はNUUH PAPA)に変更すると発表した。事務機や家電製品の不振が響いて赤字が続いており、24日には社長に経営コンサルタントの斉藤将貴氏を迎える。社名の変更と経営体制の刷新で、企業イメージを一新する。 


あの編み機の会社がねぇ・・・。
聖書から?・・・なんだか南洋の妖怪みたいな名前ですが。

と思っていたら、公式文書でわかりました。

商号変更についてのお知らせ(PDF)より一部引用

ヌー(NUUH)とは、空間・水・食料・住まい・生活に関する人類史である聖書の記述から、ノア(NOAH)の発音及び綴りを引用したものです。
失楽園以来の人類は、神を畏れず、人間至上主義の行きづまりに至っております。 長寿のノアは、そのジレンマからの脱出を赦され、“神と共に歩んだ正しい人” と記述されており、正義の人、家族の長(父=パパ)として認められた人です。
この新社名をかかげ、会社全体が “父ノア” を見習い、人類のみならず、あらゆる生物の長寿で幸福なライフスタイルに貢献していく会社に生まれ変わることを目指します。
(ネーミング・ロゴ クリエーター 飯守 恪太郎)


失楽園云々ってやられると、ちょっと怪しい宗教が絡む会社に思われそうなんだが、

・・・つまり、「ノア」と「パパ」を組み合わせたってだけ。

で。
wikipediaで「ノア」を調べると、旧約聖書の言語であるヘブライ語では「ノア」に近い発音だが、アラビア語が「ヌー」に近い発音。クルアーンにも「ヌーフ章」というノアについての記述があるそうなので、まんざらおかしくはなさそうだ。

ただ、ノアは後から出てくるアブラハムやイサク、ヤコブのような「族長」という扱い方はあまりしないので、「父ノア」というのは違和感がある。
それと、リリース文ではノアに「長寿」のイメージを付加させているが、ノアはそこそこ長生きだっただけ。

創世記5章のアダムの子孫たちの没年を見てみると、
・アダム 930歳
・セト 912歳
・エノシュ 905歳
・ケナン 910歳
・マハラルエル 895歳
・イエレド 962歳
・エノク 385歳で神が取られた(死んではいない)
・メトシェラ 969歳
そして
・ノア 950歳(創世記9:29)
・・・イエレドやメトシェラにはかないません。
(人間が900年も生きるのか、というツッコミは無しで)。

さて、この社名変更の関連で2chあたりでは、その語感から
「ヌードなパパみたいだ」なんていう意見がありますが、
実は、ノアは「ヌードパパ」だったという件。
洪水が終わって箱舟から出てきた後の話があるのです。

あるとき、ノアはぶどう酒を飲んで酔い、天幕の中で裸になっていた。

カナンの父ハムは、自分の父の裸を見て、外にいた二人の兄弟に告げた。セムとヤフェトは着物を取って自分たちの肩に掛け、後ろ向きに歩いて行き、父の裸を覆った。二人は顔を背けたままで、父の裸を見なかった。

・・・創世記9:21〜23(新共同訳)


コメントは控えます。


posted by とてくのん at 22:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記